1. 都市像 ―― 「3つの都市のイメージ」

 

人と心が交流するヒューマン・シティー

120万市民が一体となって新市建設に向かうためには、市民の融和や一体感の醸成が速やかに図られることが肝要です。さいたま市は、日本を代表する大都市となりましたが、人と心が交流する豊かな地域コミュニティーを維持発展させ、少子高齢化社会を迎えた今日的な課題とされている「地域での支え合い」、「触れ合い」や市民ボランティアも活発に行われる、「人問的なぬくもりのある街づくり」をめざしたいと考えます。

快適で便利なマイ・シティー

さいたま市は、東京の近郊都市として発展してきた歴史がありますが、これからは関東の中枢都市としての自立性が強く求められています。また市民にとっても、この120万都市が、職・住・遊・学の、生活のあらゆる分野において快適で便利な都市であることが必要です。「訪れる私の街」といわれるような都市建設をめざすべきです。

 

 

人と環境にやさしいガーデン・シティー

急速な都市化が進む「さいたま市」ですが、一方で見沼田圃や荒川緑地、また市街地の都市公園など、優れた自然資産や都市資産を有しています。,また地球環境に対する都市の責務は益々重要となっており、環境先進都市としの施策の展開を積極的に行うべぎであります。そしてノーマライゼーションの理念に基づき、市民の誰もが安心して快適な生活のできる施策や都市環境を整備していくことが重要課題と考えます。

2. 公明党の目指す ―― 「5つのアクションプラン」

新しい「都市交通構想」

120万都市として、市内を縦横に移動できる公共交通の確立が求められることとなります。欧州の主要都市で普及している環境に優しいライトレール・トランジット(LRT=次世代型路面電車)の導入、また住宅地と駅および中心市街地を結ぶコミュニティー・バス交通網の確立などで、「市民の足」を確保する新たな都市交通構想の策定、推進をめざすべきです。

 

誰もが学べる「市立大学構想」

国際交流都市にふさわしい、21世紀を担う国際人を養成する4年制総合市立大学の建学をめざします。市民にも開放され、社会人も仕事を続けながら学び、卒業できる新しいタイプの大学をめざします。

見沼・荒川に「セントラルパーク構想」

公園は都市のシンボルです。見沼、荒川に残された自然を活かし、ニューヨークのセントラルパークやパリのブローニュの森などに匹敵する都市公園の整備を提案します。またこれらの公園が、河川の親水空間および大宮公園、与野公園などの都市公園と「緑と花のネットワーク」で結ばれ、市域全体が公園都市――ガーデンシティーと呼ばれるような都市づくりを進めるべきです。

 

市西部地域に「総合病院構想」

本市では、地域基幹病院が中央部から東部に偏在しており、市西部地域の医療過疎を解消するために総合病院の実現をめざすこと重要です。また市内各地地域間でバランスの取れた医療・保険・健康・福祉施設の配置や、高度救急医療体制の充実をめざすべきです。

市民と行政を結ぶ「電子市役所構想」

IT(情報通信技術)の進展は、今後の行政サービスのあり方に大きな変革と進歩を与えるものと期待されています。市役所・区役所など公共施設のIT化を進め、市民サービスをより便利にスピード化し、家庭やオフィスからでもインターネットなどで結ばれる「電子市役所構想」を提案します。

3. 分野別施策 ―― 「8つの都市ビジョン」

全国一の元気な福祉都市の創造

20世紀は戦争の世紀、イデオロギーの世紀と言われ、大きな不幸が幾たびも人類を襲った世紀でした。 21世紀は、世界中の市民が幸福に生き、個人の尊厳が尊重される「人間の世紀」としなければなりません。地方自治は、市民と生活の最先端で向かい合う行政体として、理念をもった施策の展開が求められます。生活の基本である「健康と福祉」施策に重点を置き、市民が元気に暮らす全国一の「福祉」の街をめざすべきです。

◆乳幼児医療費助成の就学前までの拡大。
◆いつでも入園できる保育園体制の実現。
◆私立幼稚園児助成金の大幅な増額。
◆子育て支援の総合計画の策定。
◆小学校区に児童センター・子育て支援センターの整備。
◆各区に健康づくりセンターの整備。
◆中学校区への介護支援センターの整備と介護体制の充実。
◆介護、療養施設の拡大と入所待ちの解消。
◆さいたま市西部地域への総合病院の誘致。
◆新たな障害者福祉総合計画の策定。
◆安心して暮らせる母子・父子家庭支援の拡充。
 
 
地球にやさしい「水と緑の環境都市」の創造

公害や環境破壊が進んだ20世紀の反省から、21世紀は「地球環境の世紀」と言われています。特に地球環境の保全に対する都市の責務は大きく、一層の環境政策の推進が強く求められています。また本市は、東の見沼たんぼ、西の荒川緑地や市街地の公園、市内を流れる河川等の豊かな自然資産が残されており、これらの資産を活かした「公園都市」をめざすことが可能と考えます。「水と緑の環境都市」と呼ばれる地球環境に優しい都市づくりをめざすべきです。

◆国際盆栽公苑、国際さくら草研究センター構想の推進。
◆市民が憩う「セントラルパーク」の建設。
◆埼京線環境空間への「水と花と緑のグリーンベルト」の整備。
◆新都心から氷川の森へ「けやきグリーンロード」の整備。
◆市内河川の景観化・清流化事業の推進。
◆ビオトープ事業や「ホタルの里」復活事業の推進。
◆ゴミゼロ社会をめざした完全リサイクル都市の創造。
◆都市と自然が調和する「エコポリス計画」の策定。
◆環境国際規格「IS014000」シリーズの取得推進。
◆各区に防災や健康増進の機能をもつ公園の倍増。
◆市内道路空間に花と緑のネットワークの整備推進。
◆緑の保全事業や動植物生態系調査の実施と自然保護の推進。
輝く未来へ「教育スポーツ都市」の創造
 

今現在、国においては教育制度の見直しが進められています。 21世紀の健全な地域社会を形成するために、生涯学習、学校教育においても教育の充実は重要です。またスポーツは、市民の健康や交流、青少年の育成にとって、その振興と環境整備が大きな政策分野となっています。日本一の教育環境をめざし、ワールドカップの開催等を通してスポーツの振興を図り、日本を代表する「教育・スポーツ都市」の創造をめざすべきです。

 
 
◆国際人を育成をめざす市立大学構想の推進。
◆さいたまスーパーアリーナで国際スポーツ大会の開催。
◆さいたまスタジアムヘの全国高校サッカー選手権大会の誘致。
◆小・中学校での少人数学習の推進。
◆中学校給食の自校方式推進。
◆各区へのスポーツセンター、図書館の整備。
◆「図書館サービス体制」日本一の実現。
◆誰もがスポーツに親しむ「1市民1スポーツ」都市の推進。
◆「子供の健康と人権を守る都市」の推進。
女性の世紀へ「男女共同参画都市」の創造
◆全ての市民の人権が守られる都市の推進。
◆男女共同参画推進条例の制定。
◆女性総合センターの整備推進。
◆女性相談・活動サポートセンターの実現。
◆ファミリーサポートセンターの拡充。
◆働く女性の支援体制・施策の拡充。
◆女性の行政委員の大幅増員。
 
 
市民に開かれた「行政サービス都市」の創造
 

21世紀は「生活者の世紀」と言えます。行政としては、情報公開制度や行政評価制度などを活用し開かれた市政を進めると共に、合併・政令指定都市化の効果が、行政サービスの充実と利便性に発揮される体制が求められています。近年のIT技術の活用も含め全国一の「行政サービス都市」の実現をめざすべきです。

 

◆行政サービスの24時間案内システムの整備。
◆「すぐやる行政サービス」システムを確立。
◆行政手続き・受診にも使える市民カード(IC)の発行。
◆住民票・印鑑証明の自動交付機の各公共施設への設置。
◆行政サービス窓口の土・日オープンの推進。
◆区役所・郵便局などとの提携で徒歩10分のサービス窓口の実現。
◆1ケ所の窓ロで手続きが済むワンストップサービスの実現。
◆市民活動サポートセンターの各区への整備。
◆行政情報公開制度、政策行政評価制度の拡充。
◆ITを活用した市民サービスの大幅な拡大。
 
安心・安全な快適生活文化都市の創造

豊かな市民生活、風格ある都市づくりのためには、歴史や文化を生かした政策や、便利な都市交通網、安心して暮らせる都市環境が不可欠です。本市では、先人が築き上げた大きな歴史や文化資産があり、また幅広い市民の文化活動があります。防災・消防等の危機管理に対する行政能力を高め、安心して暮らせる快適生活文化都市をめざすべきです。

◆河川等の改修による「水害ゼロ都市」の実現。
◆防災・消防体制の拡充で安全な都市の推進。
◆人に優しいバリアフリーの街の実現。
◆新しい都市交通・LRT(路面電車)の導入。
◆埼玉高速鉄道の延伸。
◆浦和駅高架化事業の推進と池袋方面ホームの新設。
◆荒川を活用した東京-さいたま水上交通の整備。
◆低床式ミニバスの運行による便利なバス路線網の整備。
◆市民音楽祭、市民芸術祭の開催。
◆歴史を継承する鉄道博物館構想の推進。
◆美術館・文学館・ユーモアセンターの整備促進。
◆各行政区に区民ホールの併設。
 
 
自立した産業・経済都市の創造
 

本市は、首都圏の業務核都市として、また関東の中枢都市としての役割と発展が期待されています。政令指定都市においては、独自の経済政策の展開が求められることとなります。産業振興ビジョンの策定などを通し、地域産業を発展させ「関東の都」にふさわしい自立した「産業経済都市」をめざすべきです。

 
 
◆21世紀の「新産業振興ビジョン」の策定。
◆埼玉大学などを活かした産官学連携事業の推進。
◆ベンチャーと起業家支援体制の拡充。
◆IT、生活、文化、教育など都市型産業の集積。
◆コンベンション事業の強力推進。
◆地域産業・地域商店街振興策の推進。
◆花弁や植木など都市型農業の振興。
◆中小企業総合支援センターの整備。
世界に広がる国際交流都市を創ります

本市は、道路、鉄道・新幹線網など関東の交通の要衝にあります。また成田、羽田、新潟、仙台等の各国際空港との利便性もよく、道路・鉄道網のアクセス改善によって、立地特性はさらに発展させることが可能です。さいたまスタジアム2002やさいたまスーパーアリーナなどのスポーツ施設があり、市民の国際社会との交流も活発であり、今後、国際交流施設整備を進め、友好を日本と世界に広げる国際交流都市をめざすべきです。

◆シティーエアーターミナルの誘致。
◆羽田・成田などと結ぶ地域コミューター(定期便)空港の検討。
◆国際空港への鉄道・道路アクセスの改善。
◆大宮駅から新幹線西日本直行運行の推進。
◆中距離電車の東京駅乗り入れの早期実現。
◆外国人の暮らしやすい都市の創造。
◆海外姉妹都市との経済・文化交流の推進。
◆さいたまスーパーアリーナでの国際交流事業の推進。
◆国際交流施設の整備。
ページの先頭へ